エスプレッソはコーヒー豆を高温・高圧で抽出してコーヒーのうま味を凝縮したコクが深いのが特徴です。コーヒー豆には産地や焙煎の種類の違いによって、様々な香りや味わいを楽しむことができます。
そこで今回はエスプレッソに合うコーヒー豆の種類をご紹介します。
- ドリップコーヒーとエスプレッソの違い
- 焙煎(浅煎り)
- 焙煎(中煎り)
- 焙煎(深煎り)
・初めにコーヒーとエスプレッソの違いについて簡単にご紹介します。
コーヒーはコーヒー豆約10グラムをフィルターやドリッパーにセットし、お湯を150ml 注いで完成します。抽出量=コーヒー豆の量×15となります。
一方でエスプレッソは7~10グラムのコーヒー豆に対し約40ミリリットルのお湯を高圧で抽出し、出来上がり量が約30ml 程度とコーヒーの5分の1の量となります。抽出量が少なくデミタスカップと呼ばれる小さいカップで飲みます。コーヒーに比べ苦みが強くコクが深くなります。
焙煎による違い
・浅煎り
浅煎りには豆の表面にうっすらと焦げ目をつけたライトローストやシナモン色に焦がしたシナモンローストがあります。焦げによる苦みはほぼなく、コーヒー豆の酸味が強くエスプレッソには使われません。
・中煎り
アメリカンコーヒーや浅めのレギュラーコーヒーといったミディアムローストやハイローストが中煎りになります。苦味と酸味のバランスが良く一般的に使われる焙煎度合いになっています。
・深煎り
エスプレッソに使われる豆のほとんどが深煎りです。
深煎りの初めの段階でシティロースト、香ばしい香りが強くなるフルシティロースト、豆が黒色に近くなり酸味がなくなるフレンチロースト、さらに煎ることによりコーヒーの油分で表面がコーティングされツヤ光りするイタリアンローストがあります。
以前はイタリアンローストがエスプレッソの主流のコーヒー豆でしたが、最近は深煎りの初期の焙煎度を使う店舗もあるようです。

まとめ
焙煎による違いは大きく分類すると3種類(浅煎り・中煎り・深煎り)、細かく分けると8種類になります。エスプレッソには深煎りのコーヒー豆を使用することが多く、それは深煎りすることで強い苦みと濃厚な味わいを生み出してくれます。そのためエスプレッソには深煎りのコーヒー豆を選択すると良いでしょう。また自宅に焙煎器(フライパンでも可)などがある方は、好みの焙煎度合いを探ってみるのも楽しみの一つになると思います。