今回は有名チェーン店のエスプレッソを比較まとめてみました。

お邪魔したお店は、スターバックスコーヒー、タリーズコーヒー、ドトールコーヒー、マックカフェです。

お家ではエスプレッソを作れない方、味わいたいがどこのお店に行けばよいかわからない方、お家でエスプレッソを作ったけれど正解がわからない方など、少しでも参考になれば幸いです。

スターバックスコーヒー

スターバックスコーヒーのエスプレッソ

アメリカのワシントン州シアトル発祥のエスプレッソ。シアトル系エスプレッソの元祖と言われています。

<価格>

Solo(ソロ):¥415~ (30ml)

Doppio(ドッピオ);¥455~ (60ml)

※価格は2025年7月時点

価格は他の店舗に比べれば高価です。

コーヒー豆は深煎りの「エスプレッソロースト」、短めの焙煎(浅入り)の「ブロンドロースト」、カフェインレスの「デカフェロースト」があります。基本的にはエスプレッソローストで抽出してくれます。好みの豆を店員に伝えましょう。

深煎りのエスプレッソローストは、しっかりしたコク・深み・苦み、そして力強い風味があります。ミルクやシロップでアレンジしてもコーヒーの風味をしっかりと感じられるのが特徴です。逆に言えば、はじめてのエスプレッソとして飲むと風味や濃さにびっくりしてしまうほどです。

タリーズコーヒー

タリーズコーヒーのエスプレッソ

アメリカのシアトル発祥の元コーヒーチェーン。現在は日本がライセンスを取得し運営している店舗です。

<価格>

Single : ¥360 (30ml)

Double : ¥395 (60ml)

※価格は2025年7月時点

価格はやや高め。

コーヒー豆は中~深煎りを中心に日本国内で焙煎している。また農園との共同開発豆も使用しているため豆の品質も高い。

味はシアトル系らしい力強さと香り高さが魅力だが、コクと甘み・酸味のバランスが良く、芳醇。

セミオートのエスプレッソマシンで圧力や抽出時間をバリスタが設定している。

店舗によってはコーヒースクールを開催しており、入門編からスペシャルコース、季節限定コースなど知識を深めたい方にお勧めです。

ドトールコーヒー

ドトールコーヒーのエスプレッソ

日本生まれでコーヒーを扱う会社。イタリアン系に近いエスプレッソ。

<価格>

S : ¥280 (30ml)

M : ¥330 (60ml)

※価格は2025年7月時点

リーズナブルな価格。

コーヒー豆はアラビカ種を中心にブレンドされ、中深煎り〜深煎りを使用。

カラメルのような香ばしさとコク豊潤な香りとすっきりした苦味があり、後味は軽やかなため、飲みやすさが特徴。

また店舗により抽出方法や豆の種類が異なることもあるので、店舗ごとの違いを楽しむ方法もあるようです。

マックカフェ バイ バリスタ

McCafé by Barista(マックカフェ バイ バリスタ) ※写真はフラットホワイト

<価格>

Sサイズ : ¥190~

※価格は2025年7月時点

価格はリーズナブルだが、「マックカフェバイ バリスタ」対象店舗のみの取り扱い。マックカフェでは取り扱いはないため注意が必要です。アメリカ発祥のシアトル系に分類される。

2024年に本気カフェ宣言でブレンドが見直され、コク深く華やかでフルーティーな香りのエスプレッソに進化した一品。「フルーティー系が好き」、「価格重視」、「ミルクとの相性を楽しみたい」方にお勧めです。カフェラテをはじめ、14種類の商品を専任のバリスタが丁寧に作ります。バリスタのいる店舗のみのため、近くに寄った際は是非飲んでほしい商品です。

まとめ

今回は4店舗のエスプレッソについて紹介しました。まとめたものを表にしました。

ブランド名シアトル系味の特徴焙煎度抽出スタイル価格(税込)備考
スターバックス元祖シアトル系深煎りでコクと苦味が強く、香ばしいダークロースト中心エスプレッソマシン(セミオート) ¥415豆は3種類から、カスタマイズ
タリーズシアトル系コクと甘み、酸味のバランスが良く、芳醇深煎り中心半手動式マシンで一杯ずつ抽出¥360国内焙煎、農園との共同開発豆も使用
ドトールイタリア系寄りすっきりした苦味と香り、やや軽め中深煎り〜深煎り自社ブレンド豆を使用し抽出¥280店舗によって抽出方法が異なる
マックカフェシアトル系フルーティーで華やかな香り、軽めのコク中煎り〜中深煎り専任バリスタが抽出¥190エチオピア豆50%使用、フォームミルクとの相性〇

店舗に初めて訪れる方や、いつもの店舗と違う店舗に興味が出た方、お家バリスタを極める方など参考になればと思います。エスプレッソにも、それぞれの個性があり、深煎りで力強いコクが魅力のスターバックス、香り高くバランスの取れたタリーズ、日常に寄り添うドトールのシンプルな美味しさ、そして華やかでフルーティーなマックカフェ バイ バリスタ…この一杯に込められた物語にコーヒーの世界の奥深さを感じてください。

今日の一杯が、明日をちょっとだけ豊かにしてくれます。カップの底に残る余韻を楽しみながら、また次の一杯に出会える日を楽しみにしています。